理系のビジネス目線。今回は顧客戦略について述べたいと思います。
顧客戦略
MBAで学ぶ「経営戦略」を理系技術者・研究者に当てはめて見た場合、どのような将来戦略が必要か学ぶことがこのページメイン題材である。
技術者・研究者の価値創造
技術者・研究者には、どのような価値があるのだろうか?
まず、技術力を如何に高めて自分の価値を認めてもらうこと、すなわち承認欲求。例えば、研究者であれば、より多く知識を増やし論文を書いたりすること、また知名度をあげ有名になりること。かもしれない。このような価値は、皆が考える価値であり、努力や機会により価値は増加するが、現代社会においては、他者がいて切磋琢磨することによる「競争戦略」的思考になる。この戦略は間違いではないかもしれない。しかし、皆が同じ方向に進んだときに競争優位に立つためには、量がものを言う。論文の量であったり、業績の数であったりと、人が歩んだ道を追いかけながらすすむ場合ことで競争優位に立つことではいばらの道となるような気がする。
世の中、社会の多くが価値を創造できるようになったことで、研究者・技術者が生き残る道を考えて見たい。
技術者・研究者が今後進むべき戦略
技術者・研究者が戦略が今後自身の戦略を立てて将来設計を考える上で1つ重要なことは、目的と資源だと感じています。
ここで将来設計は2つ。現状を研究を発展させること、そして、今後将来どのような変更をしていくべきかを改めてといていきたい。
最近の研究者が学ぶべき、「研究戦略」とはどのように戦略を立てれば研究者として成功するのかを考えみようと思う。
研究戦略の背景
昨今の研究者が持つべき研究戦略は個人プレーで行う場合には自分戦略となる。「将来どのような研究を行ったら良いのか」どんな研究が成功するのか?これは創造の世界となる。みなさんもよく考えて見て頂きたいのは、小学校から大学に入るまで学ぶ今後何をしたら良いのかを考える機会はほとんどなかったはずである。高校・大学と知識を詰め込み、どのように数学を解くか、どのように問題を解くかについて訓練してきたが、実はもっとも大切なことは、「何をすべきか?」についてはほとんど学んでいない。
現代の科学者ほど、情報に溢れている時代はない。情報の海で溺れていることも珍しくない。世の中にはいろんな問題がある。それも山のような多くの問題だ。だが、そこには気づけない人が多い。これは考える時間がないほどに、情報が情報を惹きつけるから。昔の研究者のほとんどは、孤立していた。少しの情報から多くを考える。その考えが他人と同じ考えであっても違うアプローチからの考えであり学問はとにもかくにも色鮮やかで、異なった意見で溢れていた。
現代社会はどうだろうか?人のアプローチをマネ、後追いをして短期成果主義におちいていないだろうか。研究者がそのすべてに手を付けて研究を行い、その研究がブームを引き起こして、そこに人が群がる。ここには研究者のコミュニティが存在して、コミュニティの中だけで盛り上がる研究もある。そこで新しい発見があっても過去の発見とにていないだろうか。それでも現代では論文が書け、そこに自分なりの面白みを発見し継続的に研究を行える環境がある。
研究は継続
この継続の原動力は、研究が継続的に続けられる環境かどうかにある。資金があり、継続意思があれば、大学がもしくは国がサポートを続けてくれる。この国からのサポートは、まさに国民の税金だ。研究費獲得のために、欠如されたことは、国民が本当に望んでいることなのかどうかだ。
あるT大学の教授は、国民の税金を無駄に使わないために、研究獲得目的以外の研究に研究費を投じることが当たり前になっている。その研究費はあくまでも自己満足。この研究費がどのような使われ方をしたのか、分からないためだ。実際に研究者は、何のために研究をするのか、それは国を豊かにするためかもしれないが、そのときに一番に考えなくてはいけないのは、顧客である国民ではないだろうか。
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