ファイナンスということばをご存じでしょうか?
本記事では、ファイナンスという概念について解説して行きたいと思います。
本記事の読者層は以下の方を想定しています。
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ファイナンスの背景
ファイナンスという言葉は、財政学、金融学を示す学問的な意味で使われる場合もありますが、社会のなかでは、「財務」や「資金管理」を意味する言葉としても用いられています。ビジネス業界では、このファイナンスは投資家が良く使うことばであり会社企業価値や会社事業価値を把握し、資金を調達する目的で使われることもあります。
このファイナンスという概念は、実に使い道の良い考えになります。私もMBAで学ぶまでファイナンスという考えを理解できていませんでした。
本記事では、この「ファイナンス」の考え方についてより分かりやすく解説していこうと思います。
ファイナンスとは?
ファイナンスを学問の上から考えて見ようと思います。
唐突ですが、「価格」と「価値」の違いについてご存じでしょうか。価格とは自分が払うもの。価値とは自分が得るものです。
たとえば、宝石を考えてみましょう。サファイアは形のあるもので、好きな人からもらった場合、その人にとっては価値があるものです。一方で、お店で売られているサファイアの価格は別の視点で評価されます。簡潔に言えば、価値は役立つ度合いを指し、価格は金銭の値を示します。
この違いがファイナンスではとても大事な概念です。
つまり、価値ある物を評価して、資産を形成に役立てることができるのがファイナンスです。
ファイナンスでは「価値」を「価格」として換算するための道具として利用できるものだと考えられます。
投資とファイナンス
株式を発行して株主から事業の元手となるお金を集めます。
集めたお金は仕入れや製造、販売といった事業活動に支払い、商品やサービスが顧客に売れるとその代金が入ってきます。
事業活動の儲けは、さらに次の活動の資金として使うか、株主への配当などとして投資家に還元されます。
ある程度事業が軌道に乗ると、銀行からの借入でより多額のお金を集め、商品開発や設備増強のための投資に使うこともあるでしょう。
このように、株式投資家や銀行などからお金を集め、事業活動に投下し、売上としてリターンを得て、それを事業活動に再投資するか投資家に還元する、といった流れがあります。
ファイナンスは、この流れの中で、①いかに資金を集めるか(資金調達)、②何にいくら投資するか、③事業への投資と投資家への還元の配分はどうするかを判断することを指します1。
ファイナンスと会計の違いは?
会計の目的は、経営状況を適切な数値によって記述、評価することです。
これに対して、ファイナンスでは、将来にわたって企業価値を効果的に高めていくためにお金の調達や配分を考えるのが主な目的であり、ここに大きな違いがあります。
両者は密接に関わりあって不可分のものと言えますが、ファイナンスは投資や資金調達の判断において重要な役割を果たしています。企業のファイナンスは、経営上の意思決定に深く関係しており、正しい理解なくして適切な経営はできないといえます。
科学とファイナンス
ファイナンスは意識決定の道具
人生設計を行う際に、人生の戦略をたてて、その戦略の定性分析ならびに定量分析を行う。
このなかでより将来見込みある選択を託す際に定量分析は重宝します。
まとめ
本記事では以下のことを学びました。まとめとして、
- MBAが30代~40代での学び直しに有効であること
- 経営だけでなく研究者でも十分利用できること
- リスト
次回の記事をご期待下さい。どうぞよろしくお願いいたします。
ファイナンスという概念も学びました。
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