本記事では、ExcelとPythonを利用し作業効率を劇的に改善する方法を紹介します。
本記事の読者層は以下の方を想定しています。
- 研究をしたい行いたい方
- データ解析をしたい人
- ビジネスをしたい人
財務諸表とは
ビジネススクールで学んぶことで「財務三俵」を読めることの重要性について学んだ。
財務三俵とは以下の3つの企業情報のことを指す。
本記事のポイントは
- 貸借対照表(Balance Sheet)
- 損益計算書(Income Statement)
- キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement)
貸借対照表
企業の特定の時点での資産、負債、資本の状況がわかります。資産とは「企業が所有する資産」を表し、負債とは「企業が負っている債務」を示します。資本は企業の純資産を表し、資産から負債を差し引いたものです。貸借対照表は「会計の基本方程式」を反映しており、「資産 = 負債 + 資本」となります。
損益計算書
企業の特定の期間内での収益と費用を示し、その結果として純利益または純損失を計算します。
収益は売上高やサービス提供などからの収入を示し、費用は生産コスト、経費、税金などの経費を示します。
損益計算書は、企業の業績や収益性を把握するために使用されます。
キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書は、企業が現金と現金同等物に関してどのような取引を行ったかを示します。
主に営業活動、投資活動、財務活動の三つのセクションに分かれ、それぞれの活動からのキャッシュフローを報告します。
キャッシュフロー計算書は企業の現金の動向を把握し、キャッシュフローの健全性を評価するために使用されます。
財務諸表から分かること
研究者・理系にとって気になるのが企業の開発費の状況です。これらの財務諸表から
1.企業の研究費の状況を把握できる。
2.次に来る時代の流れが読み取れる。
3.科学への投資先が分かる。
というメリットがあります。以下、例を挙げてご説明します。
GAFAMとは、Google, Amazon (Alphabet), Facebook、Apple, Microsoftという巨大企業である。日本企業がいくらがんばっても、GAFAMには勝てない。理由は単純明快で、そもそも経済規模がまるで違う。東証一部という「東京証券取引所の市場第一部に上場」している企業の規模は、GAFAMの2/3程度である。
研究開発費 | 売上率 | |
---|---|---|
3兆円 | 15.1% | |
Amazon | 4.7兆円 | 11.1% |
Meta | 2兆円 | 21.1% |
Apple | 2.4兆円 | 6% |
Microsoft | 2.3兆円 | 12.3% |
国内企業全員でも負けてしまう規模感は国内の理系陣は十分理解して挑まなければならない。今や日本は、諸外国にとって無きに等しい。
企業名 | 研究開発費 | 売上高比率 | |
---|---|---|---|
第1位 | トヨタ自動車 | 1.1兆円 | 4.6% |
第2位 | キャノン | 2.7億円 | 8.8% |
第3位 | 日立製作所 | 2.64億円 | 8.8% |
第4位 | アステカ製薬 | 2.39億円 | 18.6% |
第5位 | 第一三共 | 2.28億円 | 23.5% |
第6位 | 大塚HD | 2.2億円 | 15.2% |
第7位 | 三菱電機 | 1,9億円 | 4.6% |
第8位 | エーザイ | 1.65億円 | 23.0% |
第9位 | 東芝 | 1.6億円5.0 | 8.8% |
第10位 | 三菱重工業 | 1.4億円 | 3.7% |
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