目次
ラスパイレス方式とパーシェ方式

① ラスパイレス方式(Laspeyres)
- Point
基準時点の数量で物価変化を測る方式 - 特徴
数量を固定することで、純粋に価格変化だけを比較できる - 例
「昔と同じ量を今買ったら、いくら高くなったか?」 - 注意点
代替行動を無視するため、物価上昇を大きめに出やすい
② パーシェ方式(Paasche)
- Point
比較時点の数量で物価変化を測る方式 - 特徴
実際の消費行動を反映し、現実に近い支出を捉えられる - 例
「今の買い方で、昔の価格だったらいくらだったか?」 - 注意点
代替行動を含むため、物価上昇を小さめに出やすい
③ 一発で覚える対比
- ラスパイレス:昔の量 × 今の価格 → 高めに出る
- パーシェ :今の量 × 今の価格 → 低めに出る
消費者物価指数とは?

- Point
CPIとは、一般家庭が購入するモノやサービスの価格変化を示す指数 - 特徴
生活に直結する物価の動きを把握し、
インフレ・デフレの判断や政策の基準にするため - 例
食料・家賃・光熱費などをまとめた「買い物かご」を想定し、
同じ中身を買い続けたら価格はどう変わったかを見る - Point(重要ポイント)
👉 ラスパイレス方式を採用(基準年の数量を固定)
👉 物価上昇をやや大きめに捉えやすい
👉 年金改定・金融政策・景気判断に広く使われる
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